ヨーロッパのUFO >第1章 過去のUFO事例
>1. 2 フーファイターとミラクル兵器

(前略)

 ニューヨークタイムズ紙はフーファイターの目撃を公表する許可がおり,1945年1月2日に初めて紙面で紹介した.
「(フランスの夜間戦闘機基地からの報告):1944年12月13日,記者は,ドイツが侵入機に対して銀色の球体を投入してきたという話を聞いた.パイロットたちは,ライン地域を爆撃中に,単独の球や群れをなす球を目撃したと報告している.ドイツの夜空に新しい何かが投入されたようである.それは,ドイツ侵攻ミッションの夜間戦闘機と並んで飛行する,得体の知れない球体,“フーファイター”である.パイロットたちは,1カ月以上に渡り,夜間飛行中にこの不気味な兵器に遭遇している.その兵器が何なのか,誰も分からないようである.火球は突然現れ,何マイルも航空機に随伴する.これは地上から無線操縦されているようだ,と公式の情報報告に書かれている」
「『我々が“フーファイター”と呼ぶ光体は3種類ある』と,シカゴのドナルド・メイヤーズ中尉は述べている.1つは,翼端からある程度離れたところを随伴して飛行する赤い球である.2つ目は,我々の前方を飛ぶ,縦に並んだ3個の火球である.もう1つは,遠方に現れ,クリスマスツリーのようにキラキラ輝く15個ほどの光体群である」
「1934年9月以来任務についている,この夜間戦闘飛行隊のパイロットたちが目撃した火球は,今まで遭遇した中で最も異常なものだった.彼らは軍と同意見で,“フーファイター”は心理兵器だと確信している.航空機を攻撃してこないからである……」
「『最近もライン渓谷でフーファイターに距離700フィートで20マイル追跡された』『右に旋回したが,2個の火球も私と同様に旋回した』とメイヤーズ中尉は話している.『我々が時速260マイルで飛行していると,球体は我々の右上の位置を維持していた.“フーファイター”が我々と並んで飛行しているとき,私は時速360マイルで急降下した.球体は翼端からある距離をしばらく維持し続け,それから急上昇した.私が最初に翼端の向こうにある物体を目撃したとき,ドイツ軍が地上で爆破スイッチを押すと思い,恐怖を感じた.しかし爆発せず,攻撃もしてこなかった.火球は鬼火のように我々に追随しているだけのようだった』」

 日本やドイツも,この異常な物体を目撃していたが,何なのか説明できなかった.1943年10月,カッセルが爆撃された時,ドイツ空軍将校ロベルト・フィザリウスは,カッセル近くの防空レーダー基地に派遣されていた.彼はFuMGレーダー装置を操作していた.爆撃が終わり,連合軍爆撃機が視界から消えた.フィザリウス少佐がレーダーを見ると,約38km先に1個の物体が捕捉されていた.最初その目標は動いていなかった.それから目標は恐ろしい速度で彼の方に向かってきた.レーダーの軸上に強力な望遠鏡が装着されていて,フィザリウス少佐は望遠鏡で,既知の航空機ではない,光輝く銀色の物体を観測した.そのとき距離は18kmで,当時の航空機が飛行できない高度にあった.彼の同僚もこの物体を見ていたが,それ以外この事件の目撃者はおらず,フィザリウス少佐は笑い物になった(Visarius 1958).
 1943年12月にドイツのハンブルク,ウィッテンベルク,ノイシュトレーリッツの上空を飛行する,1個の異常な物体が目撃された.11:15時に2機のフォッケウルフFw190がハンブルクの基地からスクランブル発進した.物体を目撃したパイロットは,物体は円柱状でロケットのように先がとがっているのに気づいた.この物体は高速で飛び去った(Durrant 1970).
 ドイツはU13と呼ばれる,正体不明の飛行物体を調査するための,特別委員会を設置していたとの噂がある.フランス人ジャーナリストのアンリ・デュラは,英国情報部からそれに関する機密解除文書を入手したと述べている.

(後略)


  目次(リンクをクリックするとその一部が読めます)


    謝辞
    推薦の言葉  発見科学総合研究所
    発見科学総合研究所について
    序文  ジョン・F.シェスラー
         ブルー・マカビー
         リチャード・ヘインズ


 第1章 過去のUFO事例
   1. 1 フランス,ドイツ,英国の歴史的事例(16〜18世紀)
   1. 2 フーファイターとミラクル兵器
   1. 3 ヨーロッパ上空のゴーストロケット
   1. 4 ヨーロッパで発生した有名なUFO事例

 第2章 様々なUFOの形状
   2. 1 フランクフルト近郊のメッセルで目撃されたドーム付円盤
   2. 2 ローゼンハイム市近郊ホッホリース上空の卵形物体
   2. 3 イェムグム上空の葉巻形物体
   2. 4 インゴルシュタット上空の星形物体
   2. 5 プラウエン事例

 第3章 三角形のUFO

 第4章 同一形状のUFO

 第5章 UFO着陸・搭乗者目撃事例
   5. 1 コンタクトなしの搭乗者目撃
   5. 2 ランゲンアルゲン・コンスタンス湖事例
    5. 2. 1 コンスタンス湖上空の輝く物体
    5. 2. 2 バルデック・カフェ上空の物体
    5. 2. 3 異様な生物の出現
    5. 2. 4 他の目撃者
    5. 2. 5 事件後の影響
    5. 2. 6 物理的な調査
    5. 2. 7 心理学的調査
    5. 2. 8 退行催眠セッション
    5. 2. 9 精神科医の評価
    5. 2. 10 メンインブラックの出現

 第6章 UFOが残した金属片
   着陸現場の特定
   金属製の物体
   角の摩滅の跡

 第7章 UFOの証拠となる写真
   7. 1 グライフスバルトの光体
   7. 2 ギゼッペ・ルシフォーラが撮影したUFO
   7. 3 有名なナゴラの写真

 第8章 レーダーが捕捉したUFO
   8. 1 現在の防空システムにおける識別不能物体の扱い
   8. 2 レーダー画像分析の失敗
   8. 3 中欧の航空管制で使用される合成ディスプレイ
   8. 4 識別不能レーダー航跡の特徴
   8. 5 無秩序な飛行経路
   8. 6 知性的な挙動を示す航跡
   8. 7 軍のレーダー監視主任が三角形UFOを目撃

 第9章 高感度磁場検出器

 第10章 UFOが周囲に及ぼす影響
   10. 1 データカタログと統計分析
   10. 2 デンマークで同じ車が2度遭遇した電磁障害
   10. 3 フランス,トランス・アン・プロバンスにおけるUFO着陸後の物理的影響


原書表紙
 第11章 UFOの起源
   11. 1 概論
   11. 2 地球外仮説
   11. 3 心理学的現象,超常現象説
   11. 4 精神投影説
   11. 5 構造の歪み理論(TST)
   11. 6 地光仮説
   11. 7 平行宇宙説
   11. 8 異次元仮説
   11. 9 プロジェクター理論
   11. 10 タイムトラベル説
   まとめ

    附録A オルセンの信頼度指数
    附録B MUFON-CESの目標と活動
       1)画像分析班 2)レーダー分析班
       3)現地調査班 4)心理学研究班
       5)理論研究班 6)データ処理班

    訳者あとがき
    参考文献
    索引
    略歴


 



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「レーダー捕捉UFO事例の研究」 「未確認飛行物体に関する報告」 「コンドン報告第1巻」
「ブルーブックケースファイル」 「米下院UFOシンポジウム」 「コンドン報告第3巻」
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